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    ドラマの中の弁護士の作られた虚像に騙されるな。

    テレビ等のドラマの中の弁護士像って、どう思われますか?
    私としては嘘八百としか感じないのですが、いかがでしょう。

    弁護士に限らず、士業が主役となるドラマは少なからず有るようです、そのほとんどが弁護士では無いでしょうか。カバチタレの行政書士や法曹としてはHEROの検事も同類にしても良いのかな(^^ゞ 社会保険労務士も主役では無いけどドラマがあったような記憶もしますが、司法書士を主役としたドラマは私の知る範囲では存じませぬ。それに比べ弁護士を主役としたドラマって1つや2つでは無いように思うのですがどうでしょう。

    ドラマの中の弁護士と、私の知る弁護士像との大きな違いを3つ、ドラマの中の弁護士は弁護士自らが証拠収集を行う、相手方と積極的に協議を進める、依頼者と密接に歓談しているって印象なんです。私の知る限りの現実の弁護士ではあり得ない行動なんですけど(笑)

    証拠収集は依頼人の仕事です。聞き込みをしたり張り込みをしたりする弁護士が存在するって事を私は存じません。依頼人自身で収集するか探偵と呼ばれる業種を利用する事になります。登記調査などの役所的なものは弁護士が処理してくれる事はあるでしょうが、弁護士だから出来るものではなく誰でもが取得できる情報ですよね。
    ちなみに、探偵業を営むには探偵業法って法律があるようで、当然にその法律に従い公安委員会に届出をしなければならないようです。しかし弁護士は届出の必要無く自ら受任した事務を行う活動ができるようですので、業としては出来るようですね。つまりやらないだけって事になります。

    私の知る限りでは、弁護士は訴訟を行う事を基本としているように感じてます。依頼者が強く協議での解決を望めば可能性もあるのでしょうか。その場合は当然それに応じた報酬が発生しますし、数万円で請ける弁護士も居ないと思われます。また、何らかの法律関係による決着を望むはずですし、法的な解決以外を弁護士が請けるとも感じません。結局、、絶対的な証拠と法律関係の確立が揃っていなければ協議をしても相手方が合意するとも思えませんが、それだけの証拠が揃っている事はまれだと思われます。弁護士の肩書きだけで相手方が退くのであれば内容証明郵便で十分でしょうしね。

    最後にドラマならではのシーンなんでしょうが、弁護士がとってもフレンドリーで酒席で事件の報告や所感を話してたりなんて、まず有り得ないと思うのですがいかがですか。
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